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HUGとは?避難所の司令官となれ!~避難所運営ゲーム~

まとめ

HUGとは静岡発祥の避難所運営ゲーム
避難所の運営者になりきって避難やイベントをこなす

皆さんこんにちは災害医療大学です。

災害医療に役立つゲーム編第二弾!

今回は避難所運営ゲームです。

   

静岡県の防災教育ってさすがですねー

今回のHUGも静岡県のHPを参考にしています。

 

僕も実際にセミナーの中でHUGを行ったことがありますが、

ほんとに考えることが多くて勉強になる。勉強すべきところが見つかるゲームでした。

では行ってみましょう!

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HUGの概要

避難所運営ゲームを簡単に説明します。

  

目標を定めた人のイラスト(男性会社員) | かわいいフリー素材集 いらすとや

参加者は避難所を運営する責任者です。

発災してから避難者が徐々に避難所に来ます。

どこの部屋に〈スペースに〉滞在していただくのかを決めます。

  

しかし、避難所では様々なイベントが発生します。

時には非常食が届けられたり、

時には避難者がクレームを言ってくることもあります。

それを処理しながら、制限時間まで避難所を運営します。

  

このゲームを通じて避難所を運営することの大変さ、

避難者を配慮する難しさ、

判断によるメリット・デメリットを考えることができます。

  

災害医療の中では避難所を運営することがメインになることは少ないかもしれませんが、

既存の避難所を評価し、衛生面にアプローチすることはたくさんあると思います。

発生するイベント・避難者の情報は自作することができるので、オリジナルにしてみるのはありですね!

HUGをもとにした、災害医療向けのゲームはまた紹介します。

 

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必要なもの 〈すぐに用意できる〉

  • 避難所の地図〈学校とか〉
  • ホワイトボード
  • 付箋 〈地図にメモをする〉
  • 状況設定

  

基本的に必要な物は上記のものと、

静岡県が販売しているHUGのセットがあればできます。

状況設定としては何月ごろ〈季節〉・災害は何か?・避難所のインフラの状況

を決めます。

NPO法人静岡県作業所連合・わ

  

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必要な物 〈オリジナル〉

めんどくさいですが、オリジナルでもHUGを開催することができます。

災害医療に特化したHUGをしたい!などでしたらオリジナルで行うのがお勧めです。

  • 避難者カード
  • イベントカード
  • 避難所マップ
  • 進行計画書
  • アナウンス台本
  • フィードバック用スライド

  

避難者カード

HUGを開催している間にどんな避難者が避難してくるかを記載したカードです。

  

カードを地図の上において「避難した」ということにするのが楽なので、

大きい地図を用意するか、小さいカードにまとめるのがお勧めです。

  

記載内容は氏名・年齢・性別・備考

備考欄に例えば外人、妊婦、風邪をひいている、犬を連れている、迷子になっている、○○の妻、等々が面白いです。

認知症や精神疾患のパターンも考えさせられますよ。

車内泊希望の人もありです。

 

イベントカード

避難所で起きるイベントを書いたカードです。

  

必ず作る必要はありませんが、アナウンスだけでは伝わらないと判断したらカード化したほうがいいです。

〈実際の避難所の場合やと電話で伝達された情報を各自メモするので、メモさせるのはありですね!〉

  

例えば「非常食とブランケットが50セット見つかった」「お弁当50食届けられた」などの物品系イベント

この場合は配布するか貯蓄するかを考えますね。

 

「TV局が取材に来る」「市長が視察に来る」などの来訪系イベント

来訪系ではどこまで避難所の情報を話していいのかを考える必要があります。

避難者のプライベートにも配慮しなければですね。

  

マスコミが来た際は対応がめちゃくちゃめんどくさいです。〈実際対応したことはないですが〉

HUGのなかではどこに車を止めるのか?誰が対応するのか?〈一人のマンパワーがそこにさかれます〉

記者を嫌な気持ちにさせるような対応をすると、それ相応の報道をされると思ったほうがいいです。

  

ここまでデメリットを並べましたが、当然メリットもあります。

報道されるということは、もしかしたら新たに支援物資が来るかもしれないのです。

ここでは足りていないもの〈物資や人材〉を伝えられるとマスコミを活用することができます!

 

「仮設トイレ2基届けられます」「給水車が来ます」等の施設補充系イベント

どこに配置するのが効率がいいか?を考えます。

 

「トイレが詰まってる」「○○さんがうるさい」等の苦情系イベント

いかに対処するか考えます。

 

そのほかにも潜在的な問題というのはたくさんあります。

インフラがすべて止まっているとしたらトイレは封鎖する?それとも・・・

地震だった場合いきなり施設は使える??

安全確認はできている?

考え出すと止まりません。

これがHUGの面白いところです。

 

進行計画書

発災が起きてから何分後にどの避難者が来るのか?

イベントはどのタイミングで起こすのか?

を記載したものです。

  

アナウンスのタイミングとも言えます。

これを作るのがめちゃ大変です。

間隔を調整することで難易度がガラッと変わります。

HUGは時間があればいくらでも簡単にできます。

  

短時間でたくさん判断することがある

ということを学びたかったら間隔を短くするのがよいと思います。

 

アナウンス台本

イベントが発生した時に何を伝えるのかの台本です。

イベントカードに詳しく書いていたら不必要です。

 

フィードバック用スライド

これめっちゃ大切です。

フィードバックがなかったらただの遊びで終わりになってしまいます。

  

なぜそのイベントを入れたのか?

それをどのように対処するのがお勧めか?

ある避難者はどのように対処すべきか?

全体を見てこれをしたほうがいい!〈安全確認の徹底など〉

を伝えます。いわゆる答え合わせ的なものです。

 

HUGをやっている中でどんなことに悩んだか、

どんなことが大変だったかを共有しましょう。

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最後に

最近だと火山版のHUGも開発されているそうです。

オリジナルHUGは何度かセミナーで扱ったことがあるので、

作りたいよ!作ってみたけどここわかりません!

などがありましたら、ラインで気軽に質問してください。

「HUGの作り方について」と送っていただけると幸いです。

北海道版HUG「Doはぐ」

静岡県発祥のHUGを寒冷地である北海道バージョンとして作成された、「Doはぐ」というものもあります!

北海道の道総務部危機対策局危機対策課、振興局地域創生部地域政策課のどちらかに申請をすると、無料で借りることができます!

こちらから

ちなみに、Doはぐマスター制度もあり、Doはぐの講師としての養成も行われています!


次はこちらの講義をどうぞ!

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