JDA-DATとは、日本栄養士会災害支援チームの略
栄養・食生活の支援を通じて被災地で活躍する
皆さんこんにちは災害医療大学です。
皆さんは普段どのようなご飯を食べていますか?
一人暮らしの僕は毎日偏食を続けています。笑
さて、避難所ではどのようなご飯が食べられるのでしょうか?
被災地では栄養士さんも活躍します。
他にも災害時に活動する団体がたくさんあります!
JDA-DATの正式名称
The Japan Dietetic Association-Disaster Assistance Team
の頭文字になります。
正式名称は
日本栄養士会災害支援チームです。
例えば東京都栄養士会であれば、
JDA-DAT東京、東京D-DAT
と呼ぶそうです。
支援活動の図はこのようになっています。

JDA-DAT活動マニュアル(基礎編) より引用
1チーム基本的には管理栄養士・栄養士の4名で構成されています。
うち3名は栄養士会で研修を積んだリーダー・スタッフで、
被災地の栄養士1名を加え、計4名のチームになります。
JDA-DATの目的
栄養・食生活支援活動を通じて、被災地支援を行う
災害発生から急性期の72時間以内に活動できる機動性・専門スキルが必要です。
JDA-DATの活動
活動に入るのは、自ら・要請を受けてから支援に入ります。
①情報収集
②緊急栄養補給物資の支援
必要な物資の内容・量を把握し、支援します。
③栄養補給
被災施設・避難所にて直接栄養補給の支援をします。
④対応の困難な被災者への支援
以上のように、基本的には急性期の活動を行います。
「急性期」ってなに??
実際に活動した内容としては
誤嚥・お菓子の食べ過ぎ・噛めない・口内炎
の対応をしていたそうです。
規模によっては長期的な支援を行います。
避難所での支援や、仮設住宅での支援も行う場合があります。
日本栄養士会の発表している「災害時の栄養・食生活支援マニュアル」によると
支援の流れは下のようになります。

求められるスキル
JDA-DATに求められるスキルは大きく分けて2種類あります。
1つは「非常時に支援活動で必要な能力」です。
- 判断力
- 行動力
- 実行力
- リーダーシップ
- 臨機応変の対応能力
- 人間関係の調整能力
- 協調性
- 主体性
以上の能力は災害支援において誰もが必要なスキルですね。
2つ目は「災害時での栄養の専門スキル」です。
- 食品
- 臨床〈糖尿病・腎臓病・高血圧・透析・経管等〉
- 在宅〈褥瘡〉
- ケア〈老人・障害〉
- 食育
- 妊産婦
- 給食管理
これらのスキルを日常ですべて身に着けるのは困難です。
JDA-DATによる研修があります!
JDA-DAT専門的研修内容
マニュアルによる例では下のようになっています。

合計14時間の研修となっています。
この研修を終えるとJDA-DATのスタッフとして活動することができます!
なんとJDA-DAT専用車を持っていて、キッチンカーになっています。

参考はこちら
次はこちらの講義をどうぞ!
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