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災害鍼灸・災害支援鍼灸マッサージ師とは?活動内容と要件などをご紹介!

災害支援鍼灸マッサージ師とは

災害支援鍼灸マッサージ師とは、個人の意思で避難所や地域の緊急医療支援に派遣される、研修を積んだ鍼灸マッサージ師のこと
鍼灸マッサージのほかに、体操サロンを開く活動を行う
初期から参加し、長期間活動する

皆さんこんにちは!

災害医療大学です!

 

今回は医療・福祉関係でおなじみの「鍼灸あん摩マッサージ」と災害医療のつながりについてみてい行きたいと思います!

 

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そもそも、鍼灸あん摩マッサージ師とは?

鍼灸あん摩マッサージ指圧師とまとめていますが、本来は

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の二つに分かれています。

 

鍼灸師は鍼と灸を使って血行の改善や身体の凝りの改善をすることで、怪我や不調などを治療します。

あん摩マッサージ指圧師はもむ・たたく・押すなどの手技で身体の不調・肩こりや腰痛などの慢性的な身体の不調を治療します。

 

つまり、血行改善やマッサージによって身体の調子を整える専門家です!

 

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実災害時の活動内容

それでは、血行改善やマッサージによって身体の調子を整える専門家は実災害時に何を行ったのでしょうか?

公益社団法人 日本鍼灸師会から熊本地震・豪雨災害の際の活動報告書が発表されています。

また、災害鍼灸マッサージプロジェクトからの活動報告はこちらです!

 

活動内容を簡単にまとめます。

鍼・マッサージのケア

拠点施術所でのケアだけでなく、避難所でのケアも行いました。

避難者へのケアだけでなく、避難所で活動している医療従事者にもニーズがありました。

 

健康相談・介護予防体操

仮設住宅や避難所にて長期的に支援を行いました。

介護予防体操や、ツボ講座太極拳ストレッチなども報告に上がっています。

 

災害支援マニュアル的には・・・

公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会が発表している、

「災害支援マニュアル」によると、

支援内容は、期間の経過に伴って被災地のニーズが変化していくので、自分の目でニーズを把握し、どんな支援活動が必要かを決める。

とされています。

 

その結果として以上のような活動を行ったということは、それだけニーズがあったのだと想像できます。

 

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災害時に活動する鍼灸マッサージ師とは

ここまで鍼灸あん摩マッサージ指圧師が災害時に実際何をやってきたのかを見ました。

では、鍼灸あん摩マッサージ指圧師であれば誰もが災害時に活動できるのでしょうか?

 

災害時に活動するために研修を受けた「災害鍼灸マッサージ師」がいます。

公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会が発表している、

災害鍼灸マッサージ師派遣要綱」によると、

災害支援鍼灸マッサージ師とは、都道府県鍼灸マッサージ師会に登録されている鍼灸マッサージ師であり、はり師・きゅう師の職能団体の一員として、被災した鍼灸マッサージ師の心身の負担を軽減し支えるよう努めるとともに、被災者が健康レベルを維持できるように、被災地で適切な医療やケアを提供する役割を担う鍼灸マッサージ師のことをいう。

災害支援鍼灸マッサージ師による災害時の鍼灸等支援活動は、自己完結型を基本とする。

とされています。

災害支援鍼灸マッサージ師の要件

災害支援鍼灸マッサージ師になる要件としては

  • 都道府県鍼灸マッサージ師会の会員であること
  • 実務経験年数が3年以上であること
  • 所属施設がある場合には、登録に関する所属長の承諾があること
  • 災害支援鍼灸マッサージ師養成のための研修等を受講していること
  • 災害支援ボランティア活動の経験があるもの
  • 救急救命講習の受講

となっています。

 

つまり、

災害支援鍼灸マッサージ師とは、個人の意思で避難所や地域の緊急医療支援に派遣される、研修を積んだ鍼灸マッサージ師のことです。

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災害支援鍼灸マッサージ師の活動期間

被災地での活動は初期から始まり、避難所生活の解消までが目安となります。

初期はDMATと、のちには災害ボランティアコーディネーターと連携を行います。

つまり、災害サイクル的には「超急性期」から「慢性期」まで。

となりますね。

災害サイクルについてはこちらで詳しく扱っています。

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災害時における災害鍼灸のニーズ

避難所生活は、プライバシーが守られにくく、これまでの生活と変化することにより、

身体の不調は起きやすくなっています。

そのため、鍼灸マッサージには大きなニーズがあります。

 

また鎮痛など、薬では治らなかった症状に対して鍼灸マッサージが効いた例もあります。

身体ケア系ボランティア受け入れ拒否!?

被災の現場では「ボランティアの施術により愁訴が悪化した」という声もあったそうで、身体ケア系のボランティアを受け入れない方針をとる避難所もあったようです。

今後、災害支援鍼灸マッサージ師のように有資格者による安全な施術提供が広がるといいですね!

 

詳しい状況は報告に上がっていませんでしたが、マッサージ系には「もみ返し」「好転反応」が起こることがあります。

こちらの記事でわかりやすく記載されています!

揉み返しと好転反応の違いを徹底解説!【簡易判別チェックリスト付】
揉み返しと好転反応の違いを説明した記事です。また揉み返しと好転反応のメカニズムや対処方法をご紹介。そしてそれぞれの症状が出た場合に「やること」「やってはいけないこと」も解説します。
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災害鍼灸マッサージ師の研修

災害支援鍼灸マッサージ育成講習会というものがあります。

DSAMが開催しています。

DSAMとは災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会のことです。

受講要件

会員・非会員にかかわらず災害支援に興味があるあん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師のいずれかの有資格者、

上記資格の養成校在学中で災害支援に興味がある学生

DSAMと連携した災害支援活動を希望するその他医療職種他職種の方

が受講することができます。

 

 

興味のある方はぜひ受講してみてください!

災害支援鍼灸マッサージ師まとめ

災害支援鍼灸マッサージ師とは、個人の意思で避難所や地域の緊急医療支援に派遣される、研修を積んだ鍼灸マッサージ師のこと。

鍼灸マッサージのほかに、体操サロンを開く活動を行う。

災害の初期から参加し、長期間活動する。

災害時には鍼灸マッサージのニーズがある。

災害鍼灸マッサージ師の研修はDSAMが行っている。

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